アルコールと水の錯体?5つの水分子を捉えて脱水? | OKWave
まず、カフェインに関してですが、コーヒーや茶の様にカフェインが多く含まれているとされている飲み物でも、200mlに含まれている量は0.1gにも満たないですから、カフェインが例え20倍の質量の水と結び付いたとしても、摂取した全ての水の100分の1未満に過ぎませんから、カフェインが水と結び付く事は、人体の水分吸収を妨げる主な要因にはならないと思います。
【参考URL】
カフェイン - Wikipedia
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カフェインを含む飲み物が水分補給の効率がやや悪くなるのは、カフェインの分子構造が、生体内で化学的シグナルを伝達しているアデノシンという物質に似ているため、アデノシンの受容体(化学的シグナルを受け取る部分)に結び付いてしまい、アデノシンの信号を受け取れなくしてしまうからです。
アデノシン受容体はアデノシンが結び付く事で、中枢神経の興奮を抑制する働きをしているのですが、カフェインによってその働きが阻害されると、当然、抑えが弱まった中枢神経は興奮します。
中枢神経が興奮すると、自律神経系の交換神経の働きが活発化します。
交換神経は、心臓の拍動を強めたり、血管を拡張させる事で、血流量を増加させる働きもありますから、交換神経が活発化すると、腎臓の血流量も増加します。
こうして、腎臓の血流量が増加すると、尿が作られる量が増えるため、体内から排出される水分の量も増加します。
従って、カフェインは水分の吸収効率が悪化させるのではなく、体内から出て行く水分量を増やすため、水分の補給源としては効率が悪くなると、言われています。
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【参考URL】
百珈苑 > コーヒー科学研究室 > コーヒーと医学 > カフェインの作用
アルコールは体内に吸収された後、その90%以上が肝臓で分解されてしまい、アルコールのまま排出されるのは2~10%に過ぎないと考えられています。
【参考URL】
キリンビール > お酒を楽しく > 知る・楽しむお酒と健康 > アルコールの代謝のしくみ
例えば度数20%の場合、酒類の度数は15℃における体積パーセントで表した値ですから、アルコールの密度は0.7935g/cm^3ですから、度数20%のお酒100ml中には、79.35gのアルコールが含まれている事になり、その2~10%が体外に排出されるとすると、1.587~7.935gのアルコールが排出される事になります。
すると、例えアルコール1分子あたり8分子の水が結び付いていたとしても、アルコールの分子量は46、水の分子量は18ですから、
18×8÷46=3.1304348
で、アルコールの3.13倍の重さの水分が排出される事になり、結局アルコールと結び付いて失われる水分は4.968~24.84gに過ぎず、お酒から摂取される水分よりも少なくなります。
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アルコール飲料を飲むと脱水症状になりやすくなるのは、アルコールには、抗利尿ホルモンの分泌を抑制する作用があるためと言われています。
抗利尿ホルモンはバソプレッシンという物質で、腎臓の細尿管における水分等の再吸収を活発化して、尿が作られる量を減らす働きをしています。
アルコールは、この抗利尿ホルモンの分泌を抑制するため、アルコールを摂取すると、尿として排出される水分量が増え、脱水症状になりやすくなると言われています。
又、アルコールは交換神経と副交換神経のバランスを崩す働きもあり、バランスが崩れた結果、交換神経がが優勢になる体質の人では、カフェインの場合と同様に、血流量の増加による尿量を増加させる効果もあります。
投稿日時 - 2011-03-08 20:38:58
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