インフルエンザ流行本格化 5年ぶりA香港型中心 :日本経済新聞
インフルエンザの流行が全国で本格化している。24日までの国立感染症研究所の分析によると、今季検出されたインフルエンザウイルスの約9割がA香港型。典型的とされるA香港型が主流の流行は5年ぶり。乳幼児に脳症の恐れがあるほか、お年寄りが重症化しやすいとされる。例年より70代以上の患者が多いとの指摘もあり、お年寄りは特に注意が必要だ。
インフルエンザの流行が全国で本格化している。24日までの国立感染症研究所の分析によると、今季検出されたインフルエンザウイルスの約9割がA香港型。典型的とされるA香港型が主流の流行は5年ぶり。乳幼児に脳症の恐れがあるほか、お年寄りが重症化しやすいとされる。例年より70代以上の患者が多いとの指摘もあり、お年寄りは特に注意が必要だ。
感染研の15日までの1週間の集計では、全国約5千の定点医療機関から報告された患者数は1機関当たり7.33人。前の週の3.76人からほぼ倍増し、すべての都道府県で増加していた。全国約6700の薬局から毎日寄せられるインフルエンザ治療薬の処方状況を基にした推計から、その後も患者数は増え続けているとみられるという。
地域別では中部、中国、四国で、1機関当たりの患者数が急増しているところが多い。
また定点医療機関の報告から推計した昨年9月上旬からの全国の患者数を年代別に見ると、70歳以上の占める割合が、例年の2%程度と比べて約6%と高めだという。
インフルエンザはせきやくしゃみで飛ぶしぶきを吸い込んだり、接触したりしてうつる。感染研の安井良則主任研究官は「感染拡大防止には、マスクをして、人に向かってせきをしない『せきエチケット』と、手洗いが有効だ」と話している。〔共同〕
インフルエンザ、インフルエンザウイルス
2009 notebook All Rights Reserved
Free Blogger Template
0 コメント:
コメントを投稿