2012年5月4日金曜日

心理鍼灸師のブームに流されない健康・ダイエット リバウンド予防「長期戦・運動と食事・カロリー計算」


はじめに

 こんにちは。

 短期間で10kgとか15kgの減量に成功したけど、気がついたら元に戻っていたり、それどころか以前よりももっと増えたりしたという人の体験談って良く聞きますよね。 今日はダイエットをするうえで厄介なリバウンドについてとその予防法について書きます。

リバウンドは底なし沼


 身近にリバウンドを経験した方がいたり、また自分自身が体験したという方もいらっしゃるかもしれません。 リバウンドは、ダイエットを行ううえでもっとも注意をする必要があります。

 「あーあ、折角、体重が減ったのにまた元に戻ってしまった」とがっかりするかもしれませんが、元に戻ったというわけではないのです。 実は、ダイエット前と同じ体重ですが、その身体は以前よりも痩せにくくなっています。

 それはなぜかというと、短期間でのダイエットは脂肪だけでなく、筋肉量骨密度まで減らしてしまうからです。 しかし、リバウンドで体重が元に戻るときは、減った筋肉量骨密度は元に戻らずに脂肪だけが増えてしまいます。 なので、筋肉と骨による基礎代謝量が低下し痩せにくくなるわけです。


ビーガンダイエット減量

 また、急なダイエットによって血管系にも負荷がかかり、脳血管障害や心疾患の原因になる動脈硬化のリスクが増加する可能性があります。 女性の場合は、ホルモンバランスにも異常きたし、無月経症生理不順の原因となります。

 「体重は元に戻ったけど、また頑張ればなんとかなる!」と思っても、なかなか上手くはいきません。 一度リバウンドを起こすとその次のダイエットはそれまで以上に困難なものとなります。

 何度もリバウンドを繰り返してしまい、糖尿病や心疾患などの生活習慣病になる患者さんを今まで何人か見てきました。

 まさに、リバウンドをすることは底なし沼にはまると同じで、一度はまってしまうともがけばもがくほど、どんどん深くはまって行きます。

リバウンドの予防法


 まず、何と言っても、短期決戦でダイエットに挑むのを避けることが大切です。 プロボクサーや俳優は短期間で大幅な減量をしますが、それは減量が仕事の一部だから成功するのです。

 さらに、ボクサーや俳優は試合や映画の撮影などが終ってからも次の仕事へ向けて、また体重や体格の調整に努めます。 なので、リバウンドが起こらないのです。 とても、一般人に真似できることではありません。


体重減少は燃焼

 健康的に痩せる為には、3ヶ月で体重の5%減までということになっています。 6ヶ月で言えば10%減ですね。 例えば、体重50kgの人ならば、3ヶ月後に47.5kg、6ヶ月で45kgを目標とします。 それ以上は、リバウンドの原因や身体への負担となります。

 また、極端な食事管理は、筋肉や骨までも減らしてしまいます。 そうなると、基礎代謝が低くなり、以前よりも痩せにくくなったり体重を維持するのも難しくなります。 運動をすることで、筋肉や骨の成長を促すことができます。 食事管理と運動はバランスよく行いましょう。

少しずつでも確実に!減量の考え方の一例


 ここでは、僕のダイエット計画の考え方について書きます。

 まず目標の設定をします。 体重60kgの人だと、3ヶ月後に5%減なので57kg、半年後に10%減の54kgを目標にします。

 3ヶ月で3kg減なので、1ヶ月だと1kg減です。 脂肪1kgを燃焼させるためには、7200kcalのエネルギー消費が必要となります。

 これを一日あたりに換算すると、7200÷30=240kcalとなります。 一日に240kcalを消費する為には、ウォーキングなら60分ランニングなら35分くらい行う必要があります。 なので、毎日これくらいの運動を行えば、目標達成できます!


食事は速い減量を計画

 しかし、そんなに都合よくはいきませんね(苦笑) 雨が降ったり、仕事で疲れていたり、なんとなく気がのらなかったりで休んじゃうことは、よくあることです。

 そこで、間食のカロリーを抑え、夕食のお米を半分にするなどして、食事管理を行い普段よりエネルギー摂取を150kcal減らしたとします。

 すると、1ヶ月で食事管理を20日、運動を20日に行うと、

 150kcal×20日+240kcal×20日=7800kcal

 1ヶ月7200kcalの消費が必要ですから、ある程度の余裕を持ってダイエットすることが可能です∩(^∇^)∩バンザーイ♪

 こんな感じで計画を立てていくと途中でなんとなく止めてしまい、結局リバウンドしてしまったというリスクを減らすことができます。

おわりに

 今日は、長いスパンでダイエットすること、食事と運動を両輪として考えていくことの重要性、私なりのダイエット計画法について紹介しました。

 とくにカロリー計算に関しては、病院での肥満外来やスポーツ選手の体重コントロールなど、科学的な根拠に基づいた確実な方法です。

 カロリーを計算するのは、健康的なダイエットをするうえでの必要要件となるので、最初は面倒だと思いますが慣れなので頑張りましょう。

 次回はリバウンドのメカニズムについて、もう少し掘り下げて行きたいと思います。

 まだまだ寒い日が続きますが、暖かくしてお過ごしください。 それではまた



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・リバウンドの仕組み「レプチン減で食欲・体重が増」


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